在来工法で建てられて、50年、100年と活きつづけている住居がたくさんあります。
在来工法で用いられている木材は
・軽く、しなやかで粘り強いため地震に強い。
・厚みがある木材は火災でも表面が炭化することで十分に耐えます。
・日本の風土に合った通気性を持ちます
元来はクギや金物を用いず、木材を組み合わせる工法ですが、現在は構造用金物を用いて耐震性を増しています。建築法の基準がありますので、きちんと建てられた工法であれば、どれが地震に強い弱いかといった比較は意味を持ちません。
西洋の工法は壁を主体として似たような建物が多いのに対して、日本では四季と地形が複雑なため、多様な建築の要望にお応えできる在来工法が生まれました。
柱が主体なので開口部を大きく取ることができ、ふすまや障子を取り外すことで友人や親戚一族などの集まりにも容易に対応することができます。
また、深い庇(ひさし)は夏の日差しをさえぎり、外壁や土台を雨から守りながら風通しをよくします。
家族構成の変化にともない、増改築の自由度も高いのが特徴です。
在来とは古い技術で完結しているという意味ではなく、多くの実績を元に最新の技術も幅広く取り入れることのできる工法です。
木に対する知識と技術があれば、ムダを生みません。
リフォームの場合、取り壊しで出た廃材をうまく利用して物置などを作ることもできます。
左は製材過程でできた木材の切れ端を加工した壁材です。組み合わせて広い面積にも対応することができるようにしてあります。